3年前に買ったWiFiルーター(Aterm WG1200HP)に繋いでいると、ぶつぶつ切れる事象が発生するようになりました。ハードウェアには疎いので推測の域を出ませんが、この3年で常時接続されたWiFi機器の数が増えたことで、接続先の切り替えが頻発することにより切れやすくなったものと思われます。このWiFiルーターは機能的にやや不満があったので、買い替えを決意。
そこで、どーせならばと最新通信仕様のWiFi6対応のものを探しましたが、満足のいく機能を持つWiFiルーターはカニのような形状の存在感抜群なモノばかりで、リビングに置くにはかなり躊躇されます。というか、ヨメが嫌な顔します。
電波強度や情報コンセントの位置の制限からリビング設置は必須なので、どうするかとあれこれ悩んだ結果、UnifiのAmplifiを購入。これを選んだ一番の理由は、見た目がリビングに合うことですね。また、量販店で売っているWiFiルーターと比較して下記のような多くの利点もあります。
- WiFiルーター上でリアルタイムに通信状況がわかるので、通信が遅い場合や繋がらない場合に原因の切り分けがしやすい
- 宅内に繋がっている全てのネット機器がスマホで一覧できるので、見知らぬ機器が接続されてないかが確認しやすい
- 2Gと5Gの接続先SSIDが同じなので、接続方式を意識する必要がない(固定も可能)
- 外出先からでも宅内機器のネット接続の接続切断コントロール、および時間帯による時間制限ができるので、万一変なデータの送信を確認した場合にどこからでも切断可能
- パスワード不要なゲスト接続許可をスマホから設定でき、時間制限も同時にかけられるので、ゲスト接続用のSSIDを常時ONにしておく必要がない
- VPN接続環境の構築が超ラク(というか不要)
ネット接続に関係する情報がWiFiルーターとスマホから確認できるおかげで、私が在宅でなくてもネットが不調なときの原因が特定しやすくなりました。
加えて、VPN設定が簡単なことと外出先から接続コントロールができるようになったことで、NASアクセスのためのポート開放が不要になり、かつどこからでもネットワークから切断できるようになったので、セキュリティ面でかなり安心感が上がる利点もあります。さらにネット切断をしても外界との接続が止まるだけで、宅内のLANには繋がっているので、宅内でのNASへの定期バックアップとかNasneの視聴には影響がないことも嬉しい仕様です。
自宅にかぎらず、実家などにルーターを設置する場合にも、スマホからリモートでいろいろ確認・設定変更できるので、ネットが繋がらないなどの場合にリモートからでも切り分けができるのがかなりいいですね。自宅にバックアップサーバーを置いて、必要なときにリモートからバックアップなんてことも簡単にできるようになりますし。
UniFiは日本ではあまり知られておらず、AmpliFiはWiFi5までの対応で値段も17000円とちと高いですが、トラブル時の切り分けやらが大変にやりやすいという点でコストパフォーマンスがいいです。スマホアプリもよくできてますし。
多数接続状態でも写真のとおり速度は十分で接続は途切れず、WiFi6の利点である接続機器の省電力性能もそこまで重要ではないので、事実上問題はないです。
日本でメジャーなWiFiルーターと比較すると、痒い所に手を届かせてくれたルーターだと思います。