在宅勤務がほぼデフォルトになったことに伴い、モバイルモニターを購入しました。
購入したモバイルモニターは「Lepow Portable Monitor Black」で、Amazonのタイムセールを利用して¥15,800でした。自宅に限らず、実家などでもマルチモニターで仕事ができるようになったこと、自宅においてはノートPCを広げる必要がなくなったことで机が広く使えるようになりました。常に使用する機会があるので、コスパは上々です。
ただ、モバイルモニターはカバーに立てかけるスタイルで使用するため、モニタの高さはノートPCの画面よりも低くなり、更に俯き加減で見ることになるため、長時間の使用は首に負担を覚えます。高さを稼ぐなら下に本などをおけば一時的には解決しますが、常用するには見た目がよろしくありません。
解決策として下記のようなタブレットスタンドを導入してみましたが、今度は高すぎたり角度がうまく調整できないなど、いまいちしっくりきません。なによりこの手のスタンドは重くて嵩張るため、持ち運びには向きません。
また、モバイルディスプレイは出張時などに持ち運ばないとせっかくの能力を十二分に発揮できませんが、スーツケースに入れるとモニター面に必要以上に負担がかかりそうなため、移動中は故障の心配が付きまといます。かといって普段使ってるカバンにPCとディスプレイを入れるとカバンがきつくなり重くもなるので、出張などの長時間移動時に何も対策せずに持ち運びたくはありません。
これらの問題を解決するため、ページトップの写真にようなモバイルモニター台を作成しました。Can-Doで450mm-150mmのバルサ板と蝶番6個セットで合計220円。下記のようにカットして、蝶番で接合します。
こうすることで、ページトップの写真のように未使用時にはキーボードとマウスもしまえる台ができます。奥の長いバーは台を滑らせた時に足が折れないようにするつっかえ棒の役割になります。もっと高さが欲しい場合は、もう一枚板を購入して足の部分を高くすればいいです。
スーツケースに入れるときは、下記のようにたたみ液晶面に置くことで液晶への過度な圧迫を避けられます。バルサ材で軽量なので、スーツケースの重量増はそれほどでもないです。
材料費は220円と格安で、手間は最小限、かつ切削・取り付け精度は手作業レベルでも完成でき、廃棄物はほぼなしという、エンジニア冥利に尽きるものができました。
板の種類をもう少し高級なものにし、板の切断はホームセンターで正確に切ればよりいいものができると思いますが、コストパフォーマンスを考えればこれが一番よいかと。
参考になれば幸いです。
(2023.3.20追記) モバイルモニターをノートPCの上に置くためのモバイルモニター台を作成しました。