ヨーロッパ自転車一人旅のコツ:旅の準備編

自転車旅行のルートと航空券の購入が決まったら、次は準備です。

通常の旅行と違い、荷物はすべて自転車積載で重量が疲労に直結する為、不要な荷物は徹底的に削る必要があり、自転車に関するトラブル対応も基本的に自分で行うしかないため、安心を得るためにもそれなりの準備が必要です。

私の経験から、早めに準備・確認した方がよいものから順に以下の通りになります。

  • 語学と事前知識
  • 自転車とパッキング
  • スマートフォン
  • スマホアプリ
  • モバイルバッテリー
  • 服装
  • SIM
  • お土産
  • 現地交通事情
  • 便利小物

手をつけるタイミングについて、語学は早ければ早いほどよく、自転車のパッキングは概ね1ヶ月前には確認作業を開始した方が良いと思います。残りは1週間前でもなんとか揃えられますが、1ヶ月前には手をつけた方が無難です。

語学

最近はスマホによる翻訳も簡単な文であればそれなりの精度で訳されるようになってきたため、現地の言葉を全く話せなくても最低限の意思疎通そのものはできるようになりました。ですので、緊急時に言葉が通じず途方に暮れる事態は避けられます。しかし、それでも買い物やトラブル対処には直接の会話が必須です。

WarmShowersを利用するなら現地語か英語での会話は必須になります。とりあえず英語を押さえておけば、大概近くに話せる方はいると思いますので、英語で対応ができるようにはしておくべきです。

なお、会話そのものだけでなく、相手に不快感を与えないように稚拙でも良いので失礼のない丁寧な言葉遣いを心がけるように学習をすすめ、コミュニケーションをスムースにするため日本のことについて話せるように意識して学ぶようにして相手の興味にきちんと答えられるようにするとよいです。

訪問国についての事前知識(人気スポーツ、政治、その国へのイメージ)を事前に収集しておくとコミュニケーションしやすいです。現地の言葉も、挨拶と自分の名前くらいは話せるようにしておくと心証が格段に良くなりますのでおすすめです。

自転車とパッキング

自転車旅行は自転車への慣れとロングライドに適した自転車・乗り方の調整が必要ですので、計画が浮上したらできるだけ現地でのライドを想定して様々な環境で走り込みます。走り込みの目的は体力向上というよりも、むしろいろいろなトラブルを早めに体験し・対処方法を確認することであり、ライド中に起こりうるイージートラブル(バンク・ワイヤー切れ・悪路走行など)を想定して、必要な対処方法もイメージ・体験します。こうすることで現地でのライド中の緊張感が緩和でき、より安全に対応して走行することができます。

自転車の種類は最低限サスペンションがついたもの、できればディスクブレーキのランドナータイプが良いです。幹線道路を走る予定であっても工事中の悪路など予期せぬ悪路の走行を余儀なくされることもあります。朝露等による泥や雨にまみれることもあるため、安全を考えるならば、上述のようなツーリングを目的とした自転車が一番です。

荷物の積載にはキャリアが必須になります。リュックを背負ってのロングライドは体に思いの外負担がかかり疲労が蓄積する他、背中の汗が乾かないなど衛生面でも問題になります。荷物は脱着が容易で雨にも強いオルトリーブのパニアバッグがオススメです。私はこれの他に、同様の脱着機構を持ったArkelのリュックを購入しました。Arkelのリュックはヘルメットも保持できるため、日本・海外を問わず自転車を畳んで移動するときに重宝しました。

トラブル時には最悪の場合現地の人の助けを借りることになり、その際には自転車を車で運ぶことが想定されます。車には自転車キャリアがあるわけではないので、実際に自転車を分解し、どのようにしたら車に載せられるかを確認しておきます。

自転車の鍵も重要になります。日本では鍵さえかけておけばそれほど盗まれる危険は感じませんが、海外ではホイールのみ盗まれることもままありますので、外れるものは全てロックするか持ち歩くことになります。

ロンドンにて。ホイールのみを残して盗難されたと思われます

鍵はいかにもロックしているような日本ではあまり使われないような自己主張の強いものがよく、この場合ロックの重さも重くなり決してバカにはできません。鍵は普段使いのもの+長い切り難いワイヤーがあれば安心かと思います。

一部高速電車では自転車をそのまま載せられない場合もありますので、輪行可能な自転車であればパックして乗せることも想定し、その際に全ての荷物を運ぶためにどうしたら良いかを事前に考えて荷造り方法を準備しておきます。

また、自転車を飛行機で運ぶ際のパッキングのコツについても確認する必要があります。すでに経験者がいるのであれば、その人に聞きその人と同じ方法をとるのが一番早いです。もしいなければ、先に運搬用の箱を入手し、実際にパッキングをしてどれだけの重さになるか、どのように運ぶかも合わせて確認します。箱によっては重さによって底が抜けたり、箱が破れたりする懸念がありますので箱の強度も確認します。自転車用の箱であれば問題はないと思います。

また、箱を運びやすくするための取っ手の位置も考慮する必要があります。取っ手の位置がよければ、飛行機のトランジットの際の現地職員の積み替えも楽に行うことができ、箱への損傷も最小限で済むことや縦位置で置くことも自然とガイドがかかるので、安心して自転車を預けることにもつながります。

パッキング時の自転車

なお、パッキングの際には横倒しにされても問題がないように、ビニールに詰めた洋服などで自転車を固定すべきです。飛行機への積載時は空港職員に積み方を委ねることになります。箱の中身が自転車であること、横倒しはしないようにすることを最大限アピールするように箱には書いておけは、日本での積み込みは大丈夫だと思います。ですがトランジットがある場合は載せ替え時にどのように積まれるかは、国によって扱い方がかわるため、実際のところどうなるかはわかりません。上面をフラットにして、上に少々のものを置いても大丈夫なようにしておけば、横倒しにされることはないと思いますが、事故なく確実に持っていくためにもこれくらいの配慮はしておいた方が良いです。

タイヤの空気は軽く抜いておきましょう。気圧低下によるタイヤの破裂がないとは言い切れないことと、航空会社からタイヤの空気抜きについて確認されますので、万が一破裂が原因の事故があるといろいろ面倒そうです。いずれにせよ、到着時に空気は入れるので、抜いておくのが無難です。

パッキングの前には必ず自転車の点検をしましょう。トラブルは現地で起こるとスケジュール等のリカバーが大変です。点検で解決できるイージートラブルは出発前に必ず完了させましょう。パッキング時にはハサミ・カッター・テープが必須ですので、帰りのパッキングのためのテープとテープを切るためのカッターを一緒に梱包しておくと帰国時のパッキングが楽です。

空気入れについてはCO2ボンベよりはハンディポンプを持っていくことを推奨します。CO2ボンベは使ってしまうと現地補充を考えねばなりませんが、自転車屋はそう多くなく、CO2ボンベそのものを売っている保証もないです。パンクはいつ何時起きてもおかしくないので、旅をスムースに進めるためにもハンディポンプの持参は必須です。

服装

持って行く服は自転車用の服装2日分と飛行機移動・町歩き用の1日分で十分です。これ以上は荷物になるのでおすすめしません。

自転車移動時の服は宿泊地到着すぐに洗うことになり、乾かなくてもそのまま着て走行中に乾かすということを繰り返すことになるので事実上1日分いけますので、もう一着は雨中・防寒等の特殊条件用のものにすると良いです。

移動・町歩き用はGパン等でもいいですが、自転車にも乗れるようなストレッチ性のあるパンツを持って行くとライド中の服装にも応用が利きます。

なお、同じ場所に滞在する機会が少ない場合は、速乾性のものは必須です。自転車移動では汗の他に泥などで汚れることもあるので、汚れの目立たないものがいいです。いろいろ調べて試したところMountbellのものが無難ですね。

サイクリングウェアのバックポケットは、ライド中だけでなく普通の旅行中でもスマホのバッテリーなどを入れておくなど便利に使えますので、普段着にもできるサイクリングウェアは海外旅行におすすめです。

シューズはミドルカットかローカットの靴底の堅いトレッキングシューズ一択です。町歩きにも合うデザイン、長時間ペダリングにも耐えられる靴底、かつ自転車で通るような悪路踏破も可能なものとなると、調べた限りではトレッキングシューズのみが候補にあがります。

寝間着については、そのままの格好で外に出てもそれ程それほどおかしくない格好で準備しておくといろいろ便利です。下はジョガーパンツ、上はTシャツで買い物などで軽く外出する時は何かを羽織って出るというのが、荷物も少なくなるのでおすすめです。

スマートフォン

旅行中のスマホは、カメラ、ナビ、現地情報、天気、宿泊先の予約と確認、緊急時の連絡、写真撮影等に使用するため、安全な走行と旅をスムースに進めるためにはもはや必須です。ですので、一人での旅行の場合は故障を想定して2台持って行くほうが精神衛生上良いです。

そして一台はナビ専用、もう一台は普段メインで使っている写真や調べ物専用にし、故障時には現地で予備機を買うか、もう一台で凌ぐ形で対応すれば無駄もなく、かつ旅をスムースに進められます。スマホ一台でも対応はできますが、写真を撮ったり調べ物をするたびにスマホを外して画面を切り替える操作が必要になり結構面倒である他、脱着時に落としたりする危険もあるため、ナビ用とメインスマホは分かれていたほうが断然いいです。

なお、ナビ用のスマホは現役引退した古いスマホで十分ですが、SIMロックフリーにしておく必要があります。もしメインスマホが壊れた場合はこのスマホにSIMを挿して対応することになりますが、SIMフリーでないと通信ができず、予備機としての意味を為しません。さらに雨中ライドも考慮して防水型のものかアクアパックなどで防水対応にする必要もあります。小型防水スマホの「Atom」は自転車ナビにはぴったりです。

ナビ用のスマホは基本的に通信は不要なのと、電池の消耗を抑えること、SIMの購入枚数を減らすという点で、必要に応じてテザリングで対応で良いです。Bluetooth接続によるテザリングであれば、電池の消耗も少なくてよいです。

メインスマホはDual SIM対応が望ましいです。一つは日本で使用しているSIM、もう一つは現地SIMという形でセットしておけば、いざという時に日本の電話番号で通話も可能な他、SIMを無くす危険も無くなります。

スマホには自分のことを紹介するための写真を100〜200枚程度用意して、スマートフォンに入れておくかWebアクセス可能な場所にアップしておき、いつでも写真を見せられるようにしておくと、人と話す際に話を弾ませることができるのでおすすめです。

スマホアプリ

自転車旅行で必須のアプリは以下になります

  • OmsAnd
  • Citymapper
  • Booking.com
  • GoogleMap
  • WhatsUp(またはその国でメジャーなメッセージアプリ)
  • 050plus

OmsAndはオフラインで自転車専用道路に沿ったルート探索ができるアプリです。外国では人のいない街と街の間の道路はおろか、たとえ街中でも通信ができない場所は多く、GoogleMapにナビを頼るのは心もとないです。OmsAmdはマップをスマホにダウンロードできるので、通信ができない環境でもルート探索ができ、サイクリングには必須と言っていいアプリです。あらかじめ計画したルートをGPXで登録しておけば、常にGPXルートが表示され、探索時にはこのルートに乗るように探索もしてくれます。

Citymapperは各国の都市の公共交通機関までの距離や、乗り換え方法、時刻、現在の状況などを一発で調べて表示してくれるため、大都市での移動では大変重宝します。

Booking.comはホテルの探索と予約に使用します。Hotel.com等でも良いですが、大切なことは一つに絞ることです。旅行中は洗濯、食事、次の日の計画などでそれほど余裕はないので、予約や場所の確認と価格比較に時間を取られないようにするため、複数の予約サイトはできるだけ使用しないほうがいいです。

GoogleMapは、ルートの確認や現在位置の表示、ストリートビューで現地の様子を確認、店の検索などOmsAmdの補完的役割レベルで使用すればよいです。自転車専用道路の選択と確認も可能なほか、地名が日本語で出てくるので発音ができるようになり、地名を覚えやすいという利点があります。

外国ではWhatsUpが多く使われており、Warmshowersなど現地の人たちと連絡を取る際に重宝します。SMS等でも連絡はできますが、やはり写真や位置情報を簡単に共有できるという点ではメッセージアプリにはかないませんので、インストールと登録は必須です。また、帰国後の連絡手段としても利用できるので、Warmshowersなど、現地で築いた関係を維持するためにもインストールはしておくべきです。

050plusは日本との連絡をとるためのものになります。個人間の連絡はLINE等のメッセンジャーアプリで大丈夫ですが、保険会社や実家などメッセンジャーでつながっていない場合などは、どうしても電話での連絡になります。携帯電話をローミングで使用すると通話料がかなり高額になるため、050Plusなどの電話を準備し国内通話料で電話が可能なようにておくと一人での海外旅行で安心できます。なお、050Plusは1ヶ月の無料試用期間があるため、通話をせずに解約した場合の利用料は無料になります。

通信用SIM

二週間程度の短期間ですと、現地でSIMを買うよりは日本で用意したほうが時間の有効活用という点でよいです。2018年9月時点でのおすすめは「SIM2Fly」と「Vodafone red roaming」ですね(ググってください)。通信容量は二週間程度なら4GBあれば十分です。写真のバックアップなど大容量通信が必要な場合はホテルなり街中のWiFiを利用します。

なお、WarmShowersを利用する場合、メッセージアプリを利用していない人もちらほらいます。この場合、SMSや電話で連絡をとることになりますが、国外のSIMですと国際通話料扱いになり通信料が馬鹿になりません。ヨーロッパやその国での滞在が長い場合は、通話専用の現地SIMをその都度購入したほうがいいかもしれません。大概はスーパーマーケットや電気屋に行けば売っていますが、各国で購入時の事情が違いますのでSIMの種類を事前に調査しておいたほうがいいです。

空港でWiFiルーターをレンタルする手もありますが、荷物とメンテナンスの手間を減らすためにも、自転車旅行では海外SIMは絶対利用すべきです。

モバイルバッテリー

ライド中はスマホをナビ代わりにしますが、スマホの電池だけではまず1日持たないため予備バッテリーは必須です。スマホによりますが、経験上スマホとモバイルバッテリーの合計が8000mAあれば大丈夫かと思います。10000mAあればほぼ安心レベルです。

また、モバイルバッテリーとは別に乾電池式のバッテリーも持って行くべきです。スマホ2台持ちであれば必須とまではいいませんが、持って行けば精神衛生上安心です。というのも、何かのトラブルでスマホのバッテリーが充電されなかった場合、以降スマホが一切使えずナビが使えないばかりか宿の予約や連絡すら取れず、路頭に迷う危険すらあります。コンセントを借りて充電という対応もできますが、充電が満足に終わるまでの間ひたすら待たねばなりません。この場合、バッテリーの回復手段は唯一乾電池を買う以外にありません。このためにも非常用として乾電池式のモバイルバッテリーは持っていったほうがいいです。乾電池式の場合、単3電池4本でiPhone半分程度を1時間半で充電できますので、16本程度買えば乗り切れます。

充電用USBケーブルの予備も持って行くことを忘れないようにしてください。充電ケーブルを無くすとモバイルバッテリーもスマートフォンもただの金属の重りと化します。ケーブルは現地で買うと高額で、入の手間もかかりますので、日本で100均やAmazonで安いものを買っておき、旅行中はこれを利用するようにすればよいです。

お土産

自転車旅行では荷物を最小限にする必要があるため、質量が大きなお土産を現地の人達に持っていくことは基本的に無理です。ただ、栄養補給食「えいようかん」は日本のスイーツを試してもらえるという点でお土産としてなかなかいいです。持っていってもかさばることはなく、アレルギー系の含有物もなく、必要であればライド中に栄養補給も可能と自転車旅行には最適です。小指大に切ってお茶(なければストレートティー)と一緒に食べるのを伝えることを忘れずに。

現地交通事情

日本とは違い、海外では鉄道やバスのストライキがあります。今回の旅でフランスに行った際には国鉄でストがあり、電車が一部運行停止になったりしていました。基本的には移動は自転車であるため、公共交通の利用はありませんが、不測の事態に陥った場合は公共交通機関を利用することになります。

不測の事態が発生しているときに移動もできないのは精神的にかなり焦りますので、事前にある程度の交通事情は把握しておきましょう。なお、帰国時に空港へ移動する際に通勤時間帯などの混雑時間に引っかかると想定より遅れることもありますので、帰国時の状況もあらかじめイメージして確認しておきましょう。

パリ地下鉄の通勤時間帯の様子

便利小物

以下は無くても致命的ではありませんが、日本で事前に準備したほうがいいものになります。

  • ウェス
    走行中は自転車に限らず汚れを拭く機会があります。特に自転車のリムに汚れがついてブレーキの効きが悪くなった時などは即拭いた方がいいです。このような場合に備え、ウェスは4~5枚持っていくといいです。走行中、チェーンはずれの直しなどでついた油汚れを拭く際にも役にたちます。
  • パスポートベルト
    移動中は荷物の出し入れが多く、細かいものは無くすこともあります。しかし、パスポートと現金・カードは無くすと帰国すらできなくなるため、きちんと管理する必要があります。パスポートベルトですと常に体に密着しているため、いつでも確認が可能で移動中に忘れることもないため、安心感が格段に違います。
  • スリッパ
    海外では屋内でも靴を履くイメージがありますが、実際は外の不潔なものを室内に持ってこないように室内履きに履き替えている家がほとんどです。ですので、スリッパは持って行ったほうが何かと都合がいいです。おすすめはmoviti “OTTO”(Google検索)ですね。理由は「持ち運び時はまっ平らになるためかさばらない」「はく方向が前後どちらからでもいい」からです。
  • ナイフとフォーク
    カップラーメンや食材などはスーパーで買うことができますが、日本のように箸やフォークがついてくることはありません。ユースホステルではナイフ、スプーン、フォークがあるので問題ありませんが、道中やホテルではナイフとフォークはないので、持って行くと安心です。
  • 耳栓
    ユースホステルに泊まる場合、大概は見知らぬ人と同室になります。この場合問題になるのが、寝てる間のいびきです。旅の安全に安眠は必須ですので、耳栓は必須です。
  • 現金
    カード払いでほとんど済むとはいっても、現金は最強の決済手段ですので、現地通貨で幾らかは持っておくべきです。日本円も細かく両替ができるように1000円札を10〜20枚程度持って行くと帰国時の現金調整時に無駄が無くていいです
  • 延長コード
    それなりのホテルではいい場所にコンセントがあることが多いですが、それでもコンセントとベッドが離れていることは結構あります。自転車旅行では事前に予定が立たないことから、就寝時も含めてスマホをいろいろ確認することが多いです。ベッド上で充電できないとなるとコンセントから抜いて確認することもありますが、その後再充電を忘れて寝落ちということもあり得ます。自転車旅行ではスマホの充電忘れは致命的にもなりかねないので、安心のためにもベッド上で寝ながら充電できるように延長コードは持って行ったほうが安心です。
    また、コンセントの保持力が弱く、知らない間に抜けていることもあったりするので、これを防止するためにも延長コードはあると重宝します。
  • ビニール紐
    旅行中、洗濯物を干すときと、荷物や物を固定するときにビニール紐があると便利な場面が多いです。5m程度であればそれほどかさばるものでもないので、持って行くことをオススメします。なお、洗濯物を干すための紐の固定の仕方とハンガーの固定の仕方、紐の結わえ方は覚えておく必要があります。
  • 鍵(ロッカー、カバン用)
    移動中にカバンが開く(or開けられる)のを防ぐためと、ユースホステルなどのロッカー用です。1m程度の細いワイヤーがあると、これ以外にも自転車を軽くロックしたりできていろいろ応用が効きます。
出発直前の荷物一式

その他は通常の海外旅行で持って行くものを最小限に抑えて準備すれば良いと思います。次は道中編になります。

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