旅行プラン
ここを目的とするのもいいとは思いますが、私のように何かのイベントにあわせて行くのがいいと思います。理由は日本からの直行便が無いので、飛行機代がちょっと高くつくからです。きれいな海やアイランドホッピングを求めるなら、直行便のあるセブの方が安くつくかと。同行者曰く、自然を堪能するという目的であれば、セブよりパラワンがいいそーです。
マニラからプエルトプリンセサ間での往復料金はディスカウント価格で1万円です。羽田ーマニラはディスカウント価格で33000円でした。同僚のフィリピン人曰く、この価格はかなり安いとのこと。
パラワンの観光シーズンは日本の冬ですが、7月の雨季初めでも結構晴れ間が覗きます。雨季まっただ中の8月には、中国、台湾、韓国から観光客がいっぱいくるとのこと。
気温は一年を通して平均26度くらいで蒸してますが、細長い島のためか海風が冷たくて気持ちいいですね。格好は半袖短パンビーチサンダルで十分です。
ホテル
ピンキリです。私が泊まったBestWesternは立地は空港に近く設備もホテルの対応もかなりいいところです。このレベルで1泊一部屋4500円です。オフシーズンかつディスカウントが効いた上での値段なので参考レベルですが、同時期で評価のいい安いところでは4000円くらいです。1泊1000円レベルもありますが、立地や設備でけっこう面倒なことが多いようなので、Bestwestern相当かそれ以上のホテルに泊まるのがいいと思います。
ホテル内にリゾートを設えたところもあり、それなりに高かったりしますが、このような所に泊まる必要性は見当たりません。そのようなところに泊まるくらいなら、セブでそのようなホテルに泊まった方が便利かつリーズナブルかと思います
観光
ホンダ湾アイランドホッピングで珊瑚礁の島を泳ぐ(700PhP=1500円)、世界遺産のUnderground riverに行く(1500PhP=3300円)のが定番。どちらも一日掛かりのため、最低滞在期間は2日。nagtabonで海水浴をする場合は更に1日(1000-3000PhP=2200-6600円)、エルニドに行く場合はさらに2日(5000PhP=11000円)追加です。
エルニドには行ってませんが、行った人全員から勧められたので時間が許せば行くべきかなと。
申し込みは街中にある旅行代理店がホテルで頼むより2割ほど安いです。行くときはホテルでピックアップしてくれるのでホテルで頼むのと変わらないです。
プエルトプリンセサでは、昼は何もできることはありませんので、昼は何かのアクティビティに行くのが正解です。夜は食事、マッサージ、バーなどでのんびり過ごせばいいです。
なお、アイランドホッピングや海水浴に行く場合、水着着用で着替えは不要です。そのままの格好で車に乗り込んでホテルでシャワーというのが一般的です。
両替
ガイドブックにはレートが悪いとか書いてましたが、マニラとそう変わりません。10000円で200円位の損程度です。銀行、街の両替所、モールでどこでも両替できますので、事前に大金を両替する必要はないと思います。
人々
観光客に大変に親切です。トライシクルに乗ればドライバーが観光情報や防犯についていろいろ教えてくれますし、バスの乗り方等分からないときはそこらの人に聞けば親切に教えてくれます。怒鳴り声は場所を問わず、一度も聞かれませんでした。
なお、中国人、韓国人は現地人にはあまりいい印象はないようです。(Noizyでコミュニケーションをとろうとしない印象をもっているそうです。なお、日本人は穏やかだけど何時もグループ行動する印象とのこと。)フィリピン人は日本人との区別はできず、まずは韓国人として認識して構えに入るようなので、単身少人数で行動する場合は、日本ぽいものを身につけるなどで日本人アピールするといいと思います。
ただ、英語で話しかけてコミュニケーションをとる姿勢を見せれば、どこの国の人だろうと丁寧に応対するだけの懐はあると思いますね。
食事
基本的に何でもありますが、シーフードがおすすめでおいしいですね。レストランで適当に頼んでもほぼ問題ない食べ物が出てきます。基本何食べてもおいしいです。ビール1杯付きでも250PhPでいけます。
露店で売っているパン、焼き鳥、焼豚で良ければ40PhPあれば十分おなかが膨れます。これも大変おいしいです。
治安
夜中に歩いてようが安全です。とは言っても日本と同等くらいの注意は必要とは思います。トライシクルに乗るときに価格交渉をふっかけてくる位のことはありますが、満額OKだとしても損失は100円くらいです。
金銭価値
プエルトプリンセサの平均収入は、高給とされる公務員で月収20000PhP=44000円くらい、トライシクルの運転手で10000PhP=22000円くらい、レストランのウェイトレスレベルだと時給50PhP=110円くらいだそうです。チップを渡すときおおよそ1割上乗せして大体50PhP渡したりしますが、彼らにとってはウェイターの場合、1時間分の労働に相当する価値になります。
チップを渡すとき、これが彼らにとっての金銭価値ということを認識して、サービスに対する感謝を表すようにするといいですね。我々には少額であっても、大変喜ばれサービスもよくしてくれます。
交通
トライシクルが主な交通手段です。町の移動では近くで60PhP、やや遠くて100PhP位という感じです。同一料金で4人まで乗れます。バスもあり、料金は10PhP=22円と格安ですが、大通りしか通りません。行き先は運転手や待ってる人に聞けばいいです。
ラッシュアワー時の渋滞は場所によっては全く動かないレベルになるので、ホテルが空港より南にある場合は、かなり時間がかかる覚悟を決める必要があります。状況によっては歩いた方が早いかも知れません。
ツアー用バン、トライシクル、バス等、すべての運転は大変に荒いです。道路を横切るのはたとえ横断歩道や信号があっても怖いです。
歩道は存在が分からず車が乗り上げて走ったりもしますので、常に車には注意が必要です。ただし、トライシクルがわんさと走っており、そのスピードもそれほど早いわけではないのでよほど千鳥足で歩かない限りは轢かれるような事はないです。
とはいえ、1日で慣れますし、慣れればなんてこたないです。
欧州の人はバイクレンタルする方が多いです。レンタル料は1日500PhP=1100円、ガソリン代は日本と同じくらいです。
ただ、街中の運転の荒さを考えるとちょっとレンタルバイクは怖いです。
買い物
基本的におみやげとして買うものはないです。郊外にRobinsonsというショッピングモールがありますが、売ってるものは日本のものと変わらないです。敢えてあげれば、真珠150PhP位かなと思います。
通信事情
パラワン全島レベルで回線速度が遅いので、例えホテルの有線でもYouTubeは見れません。通信料はマニラと同じですが、速度が遅いのでそれ程多くのデータ量を使うことはないと思います。キャリアはGlobe、3日1GB99PhP位でよいかと SIMは街中の至る所で売ってます。
町中から少しはずれるだけで圏外になったりするので、安定した速度で常時接続は全く望めません。
言語
ほとんどの人が旅行会話程度の英語は理解し話しますので、一人で行動していても不自由しないです。マニラと同様に表示は全て英語です。Talkativeな人も多く、性格も優しいので英語が少々不安でも快くつき合ってくれます。発音や使う単語も日本人には分かり易いので、話を楽しむ事もできるのではないかと。
総括
かなりDirtyな街なので観光地の拠点としての第一印象はよくないですが、馴染んでみればいいところがある、そんな感じですね。