レアチーズケーキ

調理道具

  • フードプロセッサー(クッキーを粉砕する)
  • 中皿(粉砕したクッキーと溶かしバターを混ぜる)
  • ボウル大(チーズケーキの材料を混ぜる)
  • 17cmx7cmケーキ用型枠 ※牛乳パックを加工したものでも可
  • クッキングペーパー(型枠に貼り付ける)

材料(17cmx7cm) ※牛乳パックサイズ

【チーズケーキ】

  • クリームチーズ 100g
  • 砂糖      25g
  • 生クリーム   100ml ※乳脂肪分42%のものかそれ以上のものを使う
  • レモン汁    大さじ1
  • 粉ゼラチン   2.5g

【ボトム】

  • ビスケット   約35g ※森永チョイス4枚がいい
  • 無塩バター   20g

下準備

  • 生クリームを常温に戻す(電子レンジで軽く温めてもよい)
  • 無塩バター20gを小皿に入れて電子レンジで溶かす
  • (レモンを絞って作る場合)レモン汁を絞って小皿に入れる
  • ケーキ型にラップを敷く
  • 小皿に粉ゼラチン5gを入れ、大さじ2の水を加える

調理

【型にボトムを敷く】

  1. フードプロセッサーにビスケット4枚を入れ、細かくなるまで粉砕する
  2. 溶かしバターを入れた皿にビスケットを入れて、バターがクッキーにしっかりとなじむまで混ぜる
  3. ビスケットを型に敷き詰め、スプーンやコップの底などで固める

【チーズケーキを作る】

  1. ボウル大にクリームチーズ100gを入れ、ホイッパーで滑らかさが出るまで混ぜる
  2. 砂糖25gを入れ粉感が無くなるまで混ぜる
  3. レモン汁大さじ1を入れ、全体に均一になるまで混ぜる
  4. 生クリーム100gを入れ、全体に均一になるまで混ぜる
  5. 粉ゼラチン2.5gに大さじ1の水を加え、10秒程度電子レンジに入れてふやかす
  6. ふやかしたゼラチンにチーズケーキを入れて馴染ませる
  7. 混ぜたゼラチンをチーズケーキに入れて、全体に均一になるまで混ぜる
  8. ケーキ型に流し込む
  9. 冷蔵庫に入れて3時間かけて冷やして出来上がり

メモ

  • 粉ゼラチンは正確に測り、よくふやかしてよく混ぜましょう。多すぎると弾力があり、少なすぎるとホイップのようになり、チーズケーキの食感がなくなります
  • 凍らせてアイスチーズケーキにしても美味しいです。ただし硬いので、少し解凍した方がいいです。
  • 冷凍して保存しておくことで長期保存ができ、冷蔵庫に1時間半〜2時間程度入れておけば凍らせる前ていどまで柔らかくなります

参考レシピ

簡単レアチーズケーキ:
https://www.meg-snow.com/recipe/detail/2821.html

ベイクドチーズケーキ

調理道具

  • フードプロセッサー(クッキーを粉砕する)
  • ボウル大(チーズケーキの材料を混ぜる)
  • 17cmx7cmケーキ用型枠
  • クッキングペーパー(型枠に貼り付ける)
  • 茶漉し(小麦粉を篩にかける)

材料(17cmx7cmサイズ)

【チーズケーキ】

  • クリームチーズ 100g
  • 生クリーム   100ml※乳脂肪分42%のものかそれ以上のものを使う
  • 砂糖      25g
  • 卵 (Mサイズ)  1/2個
  • 薄力粉     10g
  • レモン汁    大さじ1

【ボトム】

  • ビスケット   35g ※森永チョイス(4枚)がいい
  • 無塩バター   20g

下準備

  • 生クリームを常温に戻す(電子レンジで軽く温めてもよい)
  • 無塩バター20gを小皿に入れて電子レンジで溶かす
  • (レモンを絞って作る場合)レモン汁を絞って小皿に入れる
  • オーブンを170度で予熱する
  • クッキングペーパーをケーキ型に貼り付ける
  • 小麦粉10gを篩にかけて小皿におく
  • 卵を溶いて半個分を小皿におく

調理

【型にボトムを敷く】

  1. フードプロセッサーにビスケット4枚を入れ、細かくなるまで粉砕する
  2. 溶かしバターを入れた皿にビスケットを入れて、バターがクッキーにしっかりとなじむまで混ぜる
  3. ビスケットを型に敷き詰め、スプーンやコップの底などで固める

【チーズケーキを作る】

  1. ボウル大にクリームチーズ100gを入れ、ホイッパーで滑らかさが出るまで混ぜる
  2. 砂糖25gを入れ粉感が無くなるまで混ぜる
  3. レモン汁大さじ1を入れ、全体に均一になるまで混ぜる
  4. 生クリーム100gを入れ、全体に均一になるまで混ぜる
  5. 解いた卵半個分と篩にかけた薄力粉10gを入れ、全体に均一になるまで混ぜる
  6. ケーキ型に流し込み、170℃に予熱したオーブンで45分焼く
  7. 粗熱を取って冷蔵庫に入れて出来上がり。

メモ

  • 大元のレシピに合わせて砂糖を50gにするとコンビニなどで売っているくらいのかなり甘いチーズケーキになります
  • Alladinトースターで170度で45分でも焼けます
  • 冷凍して保存しておくことで長期保存ができ、冷蔵庫に1時間〜1時間半程度入れておけば解凍できます

参考レシピ

簡単に作れる基本のベイクドチーズケーキ:
https://www.kurashiru.com/recipes/18b8cf9c-f0c0-47e0-9c53-61e4b8ec2f66

NHKラジオ語学講座のストリーミングデータをMP3形式で自動ダウンロードする(JSONフォーマット対応版)

※2024/10/8 スペイン語入門編とポルトガル語のタイトルを現在のタイトルに合わせて変更しました
※2024/8/16 Series IDとCorner IDをJSONから取得するように修正しました
※2024/8/16 同日に同じ番組で別放送があった場合の処理に不具合があったため修正しました
※2024/6/4 ダウンロードURLとJSONフォーマットの変更に伴い、スクリプトをアップデートしました

2024年4月9日現在、下記の方法でNHKラジオ講座をダウンロードし、時間のあるときに聞いて語学力の維持に努めています。

上記記事のコメントをいただく中で何度か”ニュースで学ぶ「現代英語」”のダウンロードについての要望があったものの、ダウンロードリンクの取得方法がわからず対応を断念していました。

しかし、コメントにてJSON形式でのダウンロードリンクを教えていただき中身を確認したところ、ダウンロードに必要な情報を取得できることがわかりました。

JSON形式はすべての講座についてデータが提供されている点と、XML形式とは異なりJSON形式ではその日の放送のダウンロードリンクが放送直後に拾えるという点で大きなアドバンテージがあります。

そこでXML形式のスクリプトをベースにJSON形式に対応したスクリプトを作成しましたので、ここにメモとして残しておきます。

ストリーミングデータを手動でダウンロードする

自動化のためには、まず手動で最小手順を確認するのが常道です。ダウンロードのための最小手順を以下に示します。

JSONからストリーミングデータのURLとMP3タグ情報を取得する

まず、下記URLへアクセスします。

すると、下記のようなJSONデータを取得できます。(ダウンロードに必要な情報を抜き出して表示しています)

{
    "corners": [
    ...
        {
            "id": 2686,
            "title": "ニュースで学ぶ「現代英語」",
            "radio_broadcast": "R2,FM",
            "corner_name": "",
            "onair_date": "2024年8月16日(金)放送",
            "thumbnail_url": "https://www.nhk.or.jp/prog/img/7512/g7512.jpg",
            "series_site_id": "77RQWQX1L6",
            "corner_site_id": "01"
        },
        ...
    ]
}Code language: Julia (julia)

ここにあるseries_site_idとcorner_site_idを以下のURLフォーマットに当てはめます。

https://www.nhk.or.jp/radio-api/app/v1/web/ondemand/series?site_id=<series_site_id><series_site_id>&corner_site_id=</series_site_id><corner_site_id>Code language: HTML, XML (xml)

上記の例の場合、URLは以下のようになります。

このURLにアクセスすると、下記のようなJSONデータを取得できます。(ダウンロードに必要な情報を抜き出して表示しています)

{
    ...
    "episodes": [
        ...
        {
            "id": 4050198,
            "program_title": "ニュースで学ぶ「現代英語」 東京・恵比寿で36年ぶりビール醸造",
            "onair_date": "8月16日(金)午前9:30放送",
            "closed_at": "2024年8月23日(金)午前9:45配信終了",
            "stream_url": "https://vod-stream.nhk.jp/radioondemand/r/77RQWQX1L6/s/stream_77RQWQX1L6_67ba0d52a82e51ffe68fb4d422f5d4d6/index.m3u8",
            "aa_contents_id": "[radio]vod;ニュースで学ぶ「現代英語」 東京・恵比寿で36年ぶりビール醸造;r2,130;2024081671810;2024-08-16T09:30:00+09:00_2024-08-16T09:45:00+09:00",
            "program_sub_title": "ニュースや研究の現場で活躍している専門家が、「実際に現場で使っている英語」をニュースの背景とともに解説します。MC:トラウデン直美 解説:竹下隆一郎"
       },
        ...
    ]
}Code language: JavaScript (javascript)

ダウンロードURLは’stream_url’、番組の内容は’aa_contents_id’を’;’で区切ったときの2番めの要素、放送日は’aa_contents_id’を’;’で区切ったときの4番めの要素にあるので、これらを利用してダウンロードし、ファイル名とMP3タグを付与すれば良いことになります。

各番組のストリーミングをmp3ファイルに変換する

ストリーミングファイルのダウンロードにはffmpegを使用します。ffmpegで下記のコマンドラインオプションで起動するとmp3ファイル形式でダウンロードできます。

ffmpeg -http_seekable 0 -i <file_name属性のURL> -c:a mp3 "<mp3のダウンロードパス>"Code language: HTML, XML (xml)

下記はコマンドラインの設定例になります。

ffmpeg -http_seekable 0 -i https://vod-stream.nhk.jp/radioondemand/r/7512/s/stream_7512_dc1584c4e6daed4da991f07e04db5005/index.m3u8 -c:a mp3 ".¥ニュースで学ぶ「現代英語」 2024年06月07日放送分.mp3"Code language: JavaScript (javascript)

上記コマンドラインはffmpeg 4.4.4と5.1.2で動作を確認しています。

ダウンロード処理を自動化する

上記JSONの情報を利用してダウンロード処理を自動化した方法が下記になります。

自動ダウンロード用Pythonスクリプト

自動化には引き続きPythonを利用しています。Windows/Mac/Linux上で同じファイルで同じ処理をさせることができることと、読みやすく修正しやすいスクリプトを書くことができるためです。下記スクリプトをUTF-8で保存し実行することで、ファイルの変更なしでWindows/Mac/Linux上のPython 3.9で動作することを確認済みです。

import os
import urllib.request
import subprocess
import datetime
from os.path import expanduser
import sys
import json
import unicodedata
def main():
    #OS(実行環境)依存のパラメータをセットする
    if sys.platform=='win32': #Windows
        path_delimiter="\\"
        today=datetime.date.today()
        download_dir=".\\download"
        ffmpeg_bin=".\\win\\ffmpeg.exe"
    elif sys.platform=='darwin': #Mac
        path_delimiter="/"
        today=datetime.date.today()
        download_dir=expanduser("~")+"/Downloads/NHK語学講座"
        ffmpeg_bin="./mac/ffmpeg"
    else: #Linux(Synology-NAS)
        path_delimiter="/"
        download_dir="/volume1/music/NHK語学講座"
        ffmpeg_bin="/volume1/@appstore/ffmpeg/bin/ffmpeg"
    #各語学講座のseries/corner ID取得キーワード、講座名、ダウンロード完了済みかどうかをチェックするファイルサイズ、MP3タイトルタグから消去するプレフィックス文字列を定義する
    trigger_kouza_size_prefix_filters  = []
    trigger_kouza_size_prefix_filters += [[ '小学生の基礎英語',            '小学生の基礎英語',             4800000, '',                             '' ]]
    trigger_kouza_size_prefix_filters += [[ '中学生の基礎英語 レベル1',    '中学生の基礎英語レベル1',      7200000, '',                             '' ]]
    trigger_kouza_size_prefix_filters += [[ '中学生の基礎英語 レベル2',   '中学生の基礎英語レベル2',      7200000, '',                             '' ]]
    trigger_kouza_size_prefix_filters += [[ '中高生の基礎英語 in English', '中高生の基礎英語inEnglish',    7200000, '中高生の基礎英語 in English ', '' ]]
    trigger_kouza_size_prefix_filters += [[ 'ラジオビジネス英語',          'ラジオビジネス英語',           7200000, 'ラジオビジネス英語 ',          '' ]]
    trigger_kouza_size_prefix_filters += [[ 'ラジオ英会話',                'ラジオ英会話',                 7200000, 'ラジオ英会話 ',                '' ]]
    trigger_kouza_size_prefix_filters += [[ '英会話タイムトライアル',      '英会話タイムトライアル',       4800000, '英会話タイムトライアル',       '' ]]
    trigger_kouza_size_prefix_filters += [[ 'ニュースで学ぶ「現代英語」',  'ニュースで学ぶ「現代英語」',   7200000, 'ニュースで学ぶ「現代英語」 ',  '' ]]
    trigger_kouza_size_prefix_filters += [[ 'ボキャブライダー',            'ボキャブライダー',             2400000, '',                             '' ]]
    trigger_kouza_size_prefix_filters += [[ 'まいにち中国語',              'まいにち中国語',               7200000, 'まいにち中国語 ',              '' ]]
    trigger_kouza_size_prefix_filters += [[ 'ステップアップ中国語',        'ステップアップ中国語',         7200000, 'ステップアップ中国語',         '' ]]
    trigger_kouza_size_prefix_filters += [[ 'まいにちハングル講座',        'まいにちハングル講座',         7200000, 'まいにちハングル講座 ',        '' ]]
    trigger_kouza_size_prefix_filters += [[ 'ステップアップ ハングル講座', 'ステップアップハングル講座',   7200000, 'ステップアップ ハングル講座 ', '' ]]
    trigger_kouza_size_prefix_filters += [[ 'まいにちイタリア語',          'まいにちイタリア語【初級編】', 7200000, 'まいにちイタリア語 初級編 ',   'まいにちイタリア語 初級編 ' ]]
    trigger_kouza_size_prefix_filters += [[ 'まいにちイタリア語',          'まいにちイタリア語【応用編】', 7200000, 'まいにちイタリア語 応用編 ',   'まいにちイタリア語 応用編 ' ]]
    trigger_kouza_size_prefix_filters += [[ 'まいにちドイツ語',            'まいにちドイツ語【初級編】',   7200000, 'まいにちドイツ語 初級編 ',     'まいにちドイツ語 初級編 ' ]]
    trigger_kouza_size_prefix_filters += [[ 'まいにちドイツ語',            'まいにちドイツ語【応用編】',   7200000, 'まいにちドイツ語 応用編 ',     'まいにちドイツ語 応用編 ' ]]
    trigger_kouza_size_prefix_filters += [[ 'まいにちフランス語',          'まいにちフランス語【初級編】', 7200000, 'まいにちフランス語 初級編 ',   'まいにちフランス語 初級編 ' ]]
    trigger_kouza_size_prefix_filters += [[ 'まいにちフランス語',          'まいにちフランス語【応用編】', 7200000, 'まいにちフランス語 応用編 ',   'まいにちフランス語 応用編 ' ]]
    trigger_kouza_size_prefix_filters += [[ 'まいにちスペイン語',          'まいにちスペイン語【入門編】', 7200000, 'まいにちスペイン語 入門編 ',   'まいにちスペイン語 入門編 ' ]]
    trigger_kouza_size_prefix_filters += [[ 'まいにちスペイン語',          'まいにちスペイン語【応用編】', 7200000, 'まいにちスペイン語 応用編 ',   'まいにちスペイン語 応用編 ' ]]
    trigger_kouza_size_prefix_filters += [[ 'まいにちロシア語',            'まいにちロシア語【初級編】',   7200000, 'まいにちロシア語 初級編 ',     'まいにちロシア語 初級編 ' ]]
    trigger_kouza_size_prefix_filters += [[ 'まいにちロシア語',            'まいにちロシア語【応用編】',   7200000, 'まいにちロシア語 応用編 ',     'まいにちロシア語 応用編 ' ]]
    trigger_kouza_size_prefix_filters += [[ 'アラビア語講座',              'アラビア語講座',               7200000, 'アラビア語講座 ',              '' ]]
    trigger_kouza_size_prefix_filters += [[ 'ポルトガル語講座',            'ポルトガル語講座 ステップアップ',   7200000, 'ポルトガル語講座 ステップアップ ',       '' ]]
    # ダウンロード先のフォルダがない場合はフォルダを作成する
    os.makedirs(download_dir, exist_ok=True)
    #各語学講座のseries_site_idとcorner_site_idが記載されているJSONからIDを取得し、各講座のJSONファイルのダウンロードURLを生成する
    series_corner_id_url="https://www.nhk.or.jp/radio-api/app/v1/web/ondemand/corners/new_arrivals"
    series_corner_id_json = download_dir+"/series_corner_id.json"
    urllib.request.urlretrieve(series_corner_id_url, series_corner_id_json)
    with open(series_corner_id_json,'r',encoding="utf-8") as f:
        series_corner_ids = json.load(f)
    os.remove(series_corner_id_json)
    for i in range(len(trigger_kouza_size_prefix_filters)):
        for series_corner_id in series_corner_ids['corners']:
            if series_corner_id['title']==trigger_kouza_size_prefix_filters[i][0] :
                series_site_id = series_corner_id['series_site_id']
                corner_site_id = series_corner_id['corner_site_id']
                trigger_kouza_size_prefix_filters[i][0] = 'https://www.nhk.or.jp/radio-api/app/v1/web/ondemand/series?site_id='+series_site_id+'&corner_site_id='+corner_site_id
                break
    #各語学講座のストリーミングデータをダウンロードする
    for url_kouza_size_prefix_filter in trigger_kouza_size_prefix_filters:
        #URL/講座名(=MP3タグ名)/ファイルサイズを格納する
        url=url_kouza_size_prefix_filter[0]
        kouza=url_kouza_size_prefix_filter[1]
        size=url_kouza_size_prefix_filter[2]
        title_replace=url_kouza_size_prefix_filter[3]
        filter=url_kouza_size_prefix_filter[4]
        # print(f"url:{url} / kouza:{kouza} / size:{size} / title_replace:{title_replace} / filter:{filter}")
        # JSONコンテンツを読み出す
        bangumi_json = download_dir+"/bangumi.json"
        urllib.request.urlretrieve(url, bangumi_json)
        with open(bangumi_json,'r',encoding="utf-8") as f:
            json_dict = json.load(f)
        os.remove(bangumi_json)
        # ダウンロードしたファイルパスを保持する変数を初期化する
        last_download_path_only_date=""
        # 各LessonのストリーミングデータをMP3に変換してダウンロードする
        for json_element in json_dict['episodes']:
            #放送年月日を取得する
            datetime_string=json_element['aa_contents_id'].split(";")[3]
            month=int(datetime_string[4:6])
            day=int(datetime_string[6:8])
            year=int(datetime_string[0:4])
            if month<4:
                nendo=year-1
            else:
                nendo=year
            contents=json_element['aa_contents_id'].split(";")[1]
            # print(f"year:{year} / month:{month} / day:{day} / content:{contents}")
            #フィルタが定義されており、かつfile_titleがフィルタと一致しない場合はスキップする
            if filter!='' and contents.find(filter) != 0:
                continue
            # MP3に埋め込むタグ情報をセットする
            content=unicodedata.normalize('NFKC', contents).replace(title_replace, '').replace('\u3000',' ')
            tag_title="{0}年{1}月{2}日放送分「{3}」".format(year,str(month).zfill(2),str(day).zfill(2),content).replace('「「','「').replace('」」','」')
            tag_year=nendo
            tag_album=kouza+"["+str(nendo)+"年度]"
            #print(f"tag_title:{tag_title} / tag_year:{tag_year} / tag_album:{tag_album}")
            # MP3のダウンロードパスをセットする
            download_subdir=download_dir+path_delimiter+kouza+"["+str(nendo)+"年度]"
            os.makedirs(download_subdir, exist_ok=True)
            download_filename=kouza+" "+"{0}年{1}月{2}日放送分".format(year,str(month).zfill(2),str(day).zfill(2))+".mp3"
            download_path=download_subdir+path_delimiter+download_filename
            # 同日に放送された番組は特別番組と判断してダウンロードファイルのファイル名にコンテンツ名を付与する
            if download_path == last_download_path_only_date :
                download_filename=kouza+" "+"{0}年{1}月{2}日放送分".format(year,str(month).zfill(2),str(day).zfill(2))+"_"+content+".mp3"
                download_path=download_subdir+path_delimiter+download_filename
            else:
                last_download_path_only_date = download_path
            #print(f"download_path:{download_path}")
            # ストリーミングファイルのURLをセットする
            download_url=json_element['stream_url']
            #print(f"download_url:{download_url}")
            # ffmpegのダウンロード処理用コマンドラインを生成する
            command_line=f"{ffmpeg_bin}" \
                        f" -http_seekable 0" \
                        f" -i {download_url}" \
                        f" -id3v2_version 3" \
                        f" -metadata artist=\"NHK\" -metadata title=\"{tag_title}\"" \
                        f" -metadata album=\"{tag_album}\" -metadata date=\"{tag_year}\"" \
                        f" -ar 44100 -ab 64k -c:a mp3" \
                        f" \"{download_path}\""
            print(command_line)
            # ダウンロード処理を実行する
            if( os.path.isfile(download_path)):
                # すでにダウンロード済みファイルがある場合
                if( os.path.getsize(download_path)<=size ):
                    #ファイルサイズが想定サイズに満たないときはダウンロード処理を行う
                    os.remove(download_path)
                    subprocess.run(command_line,shell=True)
            else:
                # ダウンロード済みファイルがない場合
                #  -> ダウンロード処理を行う
                subprocess.run(command_line,shell=True)
if __name__ == "__main__":
    main()
    

上記スクリプトはダウンロード処理の自動化の他に以下の処理を追加しています。

  • 実行環境でパラメータを自動で変更する処理を追加
  • 年度ごとにダウンロードフォルダを分ける処理を追加
  • mp3のalbum,title,yearタグに講座情報とコンテンツを追加
  • mp3のtitleタグから冗長な情報を削除
  • タグ内の全角英数字および記号を半角に変換
  • ソートが正しく動作するようにファイル名・タグ名の月日の表示を0でパディングするように修正
  • WindowsのExplolerでmp3の再生時間が正しく表示されない問題に対処するため、ffmpegのエンコードオプションに’-ar 44100 -ab 64k’を明示的に追加
  • ダウンロード済みのファイルが存在する場合、ダウンロードが不完全かどうかをファイルサイズでチェックして、サイズが足りない場合は再ダウンロードする処理を追加
  • ヨーロッパ系言語講座の初級編と応用編を別フォルダに保存する処理を追加
  • 同日に別の放送がある場合は2番目以降の放送のファイル名にの後ろに番組名をつけ、同日で2番組以上放送された場合に上書き保存を防ぐ処理を追加

スクリプトはリスト’url_kouza_size_prefix_filter’にセットした講座情報を一つずつ上から下へ処理していくだけなので、プログラミング経験があれば処理内容は理解できると思います。

mp3のタグ名やダウンロード時のフォルダ構成やファイル名など、それぞれの要望に合わせて細かな調整もスクリプトの当該部分を変更するだけで、簡単に対応できます。

ファイルがダウンロード済みの場合はダウンロードをスキップするようにしているので、何度実行してもダウンロードは一回のみになります。この仕様により、毎日定時に自動実行するようにすれば、ネットワークトラブルなどでダウンロードに失敗した場合でも7日間はリトライがかかるため、ダウンロード漏れの可能性を減らすことができます。

Synology NASで自動ダウンロードする

Synology NASは単体でpythonとffmpegを実行することができるので、NAS単体で上記のスクリプトを動作させることができます。

また、SynologyのNASはスケジュール実行が簡単に設定できるので、定期的なダウンロード処理をする手段として使わない手はありません。

しかし、Synologyにデフォルトでインストールされているffmpegのバージョンは4.1.3と大変古く、上記の方法によるダウンロードができません。このため、有志が配布しているffmpegを下記手順でインストールする必要があります。(2024年4月5日現在では4.4.4がインストールされます)

Fig. パッケージセンターのコミュニティに http://packages.synocommunity.com/ を追加
Fig. ffmpegを検索してインストール

なお、このときにインストールされるffmpegのパスは /volume1/@appstore/ffmpeg/bin/ffmpeg になり旧版が上書きされるわけではないので、パスを指定せずにffmpegを呼び出してもここでインストールしたffmpegは起動しません。このため、pythonスクリプトから新たにインストールしたffmpegを起動する場合は絶対パスで指定する必要があります。

ffmpegのデフォルトパスを変更する方法もありますが、スクリプト内で絶対パスで指定するほうがNASシステムへの影響がなく、システムアップデート時に修正が上書きされて修正を元に戻されて動作しなくなるトラブルもないので安全です。

Pythonはパッケージセンターのものを指定してインストールすればいいです。バージョンは3.9以上であれば問題はないと思います。

あとはコントロールパネルにあるタスクスケジューラーで定期実行するように設定すれば、スケジュールに従って自動的にダウンロードされるようになります。

正しくダウンロードされたかをチェックする

自動ダウンロード処理が実行されても、自宅のネットワークトラブルやJSON仕様の変更など、様々な要因でダウンロードに失敗する可能性があります。

番組によらずファイルサイズは再生時間に比例するので、WindowsアプリのEverythingを使うなどして最新のダウンロードファイルのファイルサイズを一覧できれば、ファイルサイズがすべて同じかどうかを確認するだけで大丈夫です。ただし、確認のたびにPCを起動しNAS上のフォルダを開いてファイルサイズを確認するというのは手順が多く、毎週定期的に行う作業手順としては少々煩雑です。

私の場合はNASに付属している音楽再生ソフト(Synologyの場合はAudioStation)のスマートプレイリスト(条件にあった曲を自動で検索してリストアップ)を利用して、スマホとPCのブラウザ上でダウンロードチェックできるようにしています。

リスト表示の条件は以下のように設定しています。

SynologyのAudioStationにはファイルサイズを表示する機能はないので、ファイル再生時間が全て15分になっているかどうかでダウンロードが正しく行われているかを確認しています。

SynologyのAudioStationはスマホアプリもあるので、スマホアプリでこのプレイリストを表示すればどこでもダウンロードチェックができるようになります。

このプレイリスト上でファイルを再生することで自動的にスマホにダウンロードされるので、すぐに講座を聴講することもできて操作の手間を削減できます。

参考になれば幸いです。

Windows11で自動ログインを設定する

Windowsはセキュリティの観点から自動ログイン設定は控えるべきですが、一方でサーバー用途で使用しかつLogon状態でないと動作しないアプリを利用する場合は自動ログイン処理は必須です。

ネットを漁るとnetplwizによる方法が出てきますが、下記赤枠が表示されない場合があります。

Fig. ユーザーアカウントウィンドウ

Windows Hello設定がONになっていると表示されないようですが、生体認証に必要なデバイスが接続されていないDesktop PCの場合はON/OFF設定そのものがない事があります。

この場合は下記レジストリの値を0に変更することで表示されるようになります。

\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\PasswordLess\Device\DevicePasswordLessBuildVersion
Fig. 修正するレジストリ

参考になれば幸いです。