自転車の後輪ギアの噛み合わせが悪くなった時に、正しくギアが入るように調整するための方法をメモしておきます。
ワイヤーを外さずにギア調整をする場合
- アジャスターバレル(7)を回して(1)が僅かに頭を出す程度に調整する。
- ハンドル側のギアを重い方に設定して、チェーンをスプロケットの一番重い方(2)にかける
- ペダルを回し、うまくチェーンがかかっていない場合は(3)を回してチェーンが正しく噛むように調整する。
※(3)は一度調整したら変化することはないので、通常調整の必要はない。
※この調整によって、ガイドプーリーの(2)側の限界動作位置が決まる - ギアを一番軽い方に設定し、チェーンをスプロケットの一番軽い方(5)にかける
- ペダルを回し、うまくかかっていない場合は(6)を回してチェーンが正しく噛むように調整する。
※(3)と同様に(5)も一度調整したら変化することはないので、通常調整の必要はない
※この調整によって、ガイドプーリーの(5)側の限界動作位置が決まる - ギアを変えてみて、中間のギアがうまく噛まない場合はアジャスターバレル(7)を矢印側に90度回してワイヤーの長さを長くし、アウターワイヤーのテンションを高くして、ギアの入りがよくなるように調整する
※アジャスターバレルの回転は最大でも180度程度。何回転も回すのはご法度。
ワイヤーを外した状態からギア調整をする場合
- アジャスターバレル(7)を矢印と逆側に回して(1)が完全に隠れるように調整する。
これによりワイヤーの長さが一番短い状態になり、以降のインナーワイヤーの伸びによってワイヤーの長さを調整する時のためのマージンを作る - ワイヤー固定ボルトを緩めてワイヤーを緩める
- ハンドル側のギアも重い方に設定する
- チェーンをスプロケットの一番重い方(2)にかける
- ペダルを回し、うまくかかっていない場合は(3)を回してチェーンが正しく噛むように調整する。
※(3)は一度調整したら変化することはないので、通常調整の必要はない。
※この調整によって、ガイドプーリーの(2)側の限界動作位置が決まる - 手でガイドプーリーを押し(4)、チェーンをスプロケットの一番軽い方(5)にかける
- ガイドプーリーを押したままペダルを回し、うまくかかっていない場合は(6)を回してチェーンが正しく噛むように調整する。
※(3)と同様(5)も一度調整したら変化することはないので、通常調整の必要はない
※この調整によって、ガイドプーリーの(5)側の限界動作位置が決まる - ガイドプーリーから手を離してチェーンをスプロケットの一番重い方にかける
- ワイヤーをワイヤー固定ボルトで固定する。
- ギアを変えてみて、中間のギアがうまく噛まない場合はアジャスターバレル(7)を矢印側に90度回してワイヤーの長さを長くし、アウターワイヤーのテンションを高くして、ギアの入りがよくなるように調整する
※アジャスターバレルの回転は最大でも180度程度。何回転も回すのはご法度。