Synology DiskStationからWake on LAN

外出時にVPN経由で自宅のマシンにアクセスする際に、自宅内のPCをWake on LANで起動できるようにしておくと、電気代を抑止できる他に、電源入れ忘れによる事故を防ぐこともできるので何かと安心です。

ただし、Wake on LANのためのMagicPacketはVPN経由では送信できません(正確には設定がVPNサーバーに依存するため、サーバーが変わるたびに設定を調べるのが大変)。安定した環境を構築するには自宅内のネットにVPNで接続した後、自宅内のマシンからMagicPacketを送るのが手順的に最も安定します。

我が家ではSynology DS214II+(DSM6.2)が常時稼働しており、ここからWake on LANのMagicPacketを送信させることもできるということをネットで知りました。

実際に調べて動作確認まで行った結果を以下にメモしておきます。

  1. DSMを起動し、コントロールパネルの以下の項目を選択する
  2. [全般]タブを選択して、任意のタスク名を入力し、ユーザー欄は「root」を選択する
  3. [スケジュール]タブを選択し、[次の日に実行]で遠い未来の日付と「繰り返さない」を選択する
  4. [タスク設定] タブを選択し、[ユーザー指定のスクリプト]欄に「/usr/syno/sbin/synonet –wake <PCのMACアドレス> eth0;」(‘wake’の前は半角ハイフン2つ)を入力して、[OK]を押して保存する

WOLでPCを起動する場合は、DSMにアクセスして[コントロールパネル]>[タスクスケジューラー]から「作成したスクリプト」上で右クリック→[実行]でWake on LANのMagicPacketが送信されます。

「Synology DiskStationからWake on LAN」への4件のフィードバック

  1. 4のコマンド部分ですが、画像では「–wake」とハイフン2つになっているのでうが、
    文章上ではハイフン1つになってしまっています。

    • ご指摘ありがとうございます。

      ご指摘のとおりブラウザ上で1つに見えましたので、ソースを確認したところ正しく2つのハイフンが書かれていました。2つのハイフンが隙間なく並んでいるために一つに見えてしまっているようです。

      2つに見えるように間にスペースを入れようかとも思いましたが、Copy&Pasteで設定をコピーすることが多いので、このままにしておこうと思います。

      よろしくお願いいたします。

      • 自分の環境ではコピペするとハイフン1つになっていました。一応下にコピペ結果を張りました。Windows 11 Chromeで確認しました。
        “「/usr/syno/sbin/synonet –wake eth0;」を入力して”

        • 確認とコメント大変助かります。

          改めて確認したところ、ハイフン2つはWordPress側で全角ハイフンに自動変換される仕様となっているために、表示時にハイフンが一つとなっていました。
          この自動変換を抑止するためにはWordPressのphpファイルを変更する必要がありますが、アップデートがかかるたびに修正しなくてはならず恒久的な対応ができないため、「(‘wake’の前は半角ハイフン2つ)」の注釈をつけて対応しました。

          よろしくお願いいたします。

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