地域の夏祭りのお手伝いで焼きそば担当となりました。焼き上げるのは全部で8kg、でも一度に焼けるのは1kg、計8回の焼き作業が必要になることになります。
担当とはいっても所詮は素人、勘に任せてヘラを奮うと焼きそば品質が一定しません。道具もそれ専用ではなく小さいものなので、屋台のように豪快にへらをふるうと具をこぼしてしまい、無駄が生じます。さらに繰り返し作業を忌み嫌うソフトウェアエンジニアとしては4回目あたりで飽きが来るのは明白。
そこで、楽に作業をしつつ顧客満足度を維持し、かつアウトソーシングも可能な作業手順を3回のトライアルで突き詰めた結果、以下がわかりやすくてよろしいかと思われます。
- 熱を十分に行き渡らせた鉄板に油を引いて強火で油を熱し、煙が出た直後に肉や炒まりにくい野菜(人参、玉ねぎなど)を投入
- 十分焼けたら鉄板の四隅に寄せて野菜投入。
- 強火を維持して鉄板全体に野菜をならし、肉が焦げないように肉を上に置き1分待つ。
キャベツなど水を多く含んだ野菜から水分が落ちるので焦げることはないです。 - キャベツなど葉物野菜がしんなりしてきたら肉をどけて野菜をかき混ぜ、再び鉄板にならしてさらに1分待つ。
- 炒まる寸前くらいで野菜を火から遠い鉄板の四隅に避けて、真ん中に麺を投入しビールを少々かけて麺をほぐす
- 麺を鉄板に広げつつ四隅の野菜を上にかぶせて鉄板全体に麺を広げる
- ビール缶半分を注いで2分ほど麺を蒸す。
蒸気が逃げないように野菜で蓋がされているところと野菜が焦げないようにしているところがポイント。 - 蒸気があるうちに、麺を露出させソースをふりかけて肉野菜ごと混ぜる
- ソースが絡まったら天かす一袋をかけて混ぜる。水分を吸わないうちにさっと終わらすこと。
- お皿に取り分けてさっさと食べてもらう。
まず野菜を炒めておき、これで麺を蓋して蒸す、というイメージを伝えると理解しやすくアウトソーシングも簡単です。火加減調整といった技もいらず、かつ焦がすこともありません。品質もほぼ一定でヘラを奮う作業も最小限に抑えることができ、それでいて顧客満足度は十分です。
この夏、焼きそば担当の方はお試しあれ。